沖縄海洋ロボットコンペティションAUV知能・計測チャレンジ部門2位
2024.11.26
大学
沖縄県宜野湾市で11月16~17日に開催された第10回沖縄海洋ロボットコンペティションで、本学の「Return Zero」チームがAUV知能・計測チャレンジ部門2位(優秀賞)に輝きました。
「Return Zero」は、大学院工学研究科博士前期課程電気電子工学専攻1年の大木貴生さん(千葉県立松戸南高校出身)と高野天地(長野県駒ヶ根工業高校出身)の2人によるチームで、同コンペティションで最も難易度が高いAUV知能・計測チャレンジ部門に挑みました。
制作したロボットは、「wluffin」と名付けたバラスト制御型4スクリューAUV(自律型無人潜水機)で、自作のパッシブソナーを搭載しています。競技フィールド内のピンガーの検知に向けて、距離と方位を測定できるパッシブソナーを開発。これにより、水中の音響信号を検出し、自己位置が相対的に推定できます。さらに水中ブイを検知するために深度カメラを導入し、ロボットは状況に応じて、任務を自動的に実行するための柔軟な計画を立てられます。
受賞にあたり、二人は「大雨で大会2日目午後は中止となり自然環境に影響されましたが、頑張りが実ってよかったです」と喜びを話しています。
同コンペティションに、本学は機械学科と電気学科の学部生・院生たちが、学生チャレンジプロジェクト「海洋探査ロボットプロジェクト」(指導教員・内田敬久機械学科教授)として参加を続けています。今回も4チームが参加し、すべてのチームがプレゼンテーションで高得点を上げました。