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愛名会総会、中村格子医師が「若々しい体づくりを」と講演

2015.06.18 学園
  • ストレッチや体の動かし方を説明する中村格子医師
  • 総会で挨拶する佐々木眞一会長

名古屋電気学園の後援組織「愛名会」の平成27年度総会と講演会が5月29日、名古屋東急ホテルで開かれました。総会では佐々木眞一会長が「愛名会は発足以来18年が経過し、昨年度も学内企業展など様々な活動に取り組みました。27年度も活動をより活発化していきたい」と挨拶、26年度の事業報告や決算、27年度の事業計画や予算などが報告されました。愛知工業大学の就職状況や見通しについての報告もあり、さらに後藤泰之学長が来春に八草キャンパスで開かれる「ロボカップジャパンオープン2016愛知」について説明、会員各社の協賛を呼びかけました。
この後、恒例の講演会に移り、整形外科医師で横浜市立大学客員教授の中村格子氏が「毎日をアクティブに! 健康・元気・キレイでいるための体づくり ~ラジオ体操とストレッチを上手に取り入れて~」と題して講演しました。
スポーツドクターとしてアスリートを支え、健康で美しい人生をサポートしている中村氏は「健康がキレイの基本です」と筋肉や骨など体の仕組みを説明、運動を続けることの重要性を強調しました。「人間は年齢とともに姿勢と体形が変化していきます。筋肉が弱くなることをサルコペニアと言います。運動しないと60歳からは1年で1%ずつ減っていきます。70歳までに10%減ります。特に衰えやすいのが抗重力筋で、例えば腿を持ち上げる筋肉が弱まると姿勢が悪くなります。介護が必要になる要因の第1位は循環器の疾患より、こうした運動機能障害なのです」と述べました。さらに「寝たきりは1日2000歩、認知症は5000歩、動脈硬化や骨粗しょう症は8000歩を歩けば予防できるという研究もあります」と紹介しました。
後半はラジオ体操の効用を、実際に体を動かしながら説明。背伸びや胸反りなど一つひとつの動きを解説し、会員たちも興味深そうに立ち上がって練習していました。

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