愛工大名電高校野球部が、第96回選抜高校野球大会に東海地区代表として出場しました。春の甲子園出場は、8強入りした2012年以来、12年ぶり10回目。令和3年から夏の甲子園に3年連続出場している名電野球部に、輝かしい実績が加わりました。

選抜大会は、夏の大会後に結成された新チームが、秋季大会で結束を固め、冬場の鍛錬を経て成長した姿を披露する場であり、その後の飛躍に向けた礎を築く場とされています。

 名電野球部は、9月10日から始まった秋季県大会で誠信高校を11対1、安城高校を9対0、愛産大工業高校を1対0、豊橋中央高校を2対0で下し、決勝では豊川高校に7対1で勝利して、愛知1位で東海大会に出場しました。10月21日から始まった秋季東海大会では、静岡県の日大三島高校を7対4、同じく静岡県の藤枝明誠高校を10対6で下して決勝に進出。決勝では豊川高校に序盤から打ち込まれ、いったんは0対8という一方的なスコアになりました。そこから驚異的な追い上げを見せ、最終回には一打逆転というところまで追い詰めましたが、惜しくも7対8というスコアで準優勝となりました。

 愛工大名電がセンバツ東海地区代表に選ばれたのは、新チームのスタートが他校より遅くなるハンデを跳ね返して秋季県大会を制し、また東海大会決勝でチーム一丸となって最後まであきらめない戦いをしたこと、そして選手たちの日ごろの練習に臨む真摯な姿勢や、相手への敬意を忘れない品位ある行動が評価されたといえます。

 悲願である19年ぶりの全国制覇を目指した春の甲子園の初戦(3月22日)は、今大会準優勝校となる報徳学園(兵庫)との対戦になりました。全国の高校野球ファンが注目した実力校同士の対決は、序盤から息詰まる投手戦に。伊東尚輝投手(3年)の129球の力投にこたえ、打線も大会屈指の報徳投手陣から9安打を放ったものの、堅守に阻まれ延長タイブレークの末に2対3でサヨナラ負けしました。アルプススタンドから愛工大名電の1400人の大応援団は最後まで声援を送り続け、熱闘を繰り広げた選手らを温かい拍手でねぎらいました。

選抜大会出場(1月26日)
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選抜旗授与(2月28日)
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県市表敬訪問(2月9日)
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壮行会(3月6日)
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10回目のセンバツ出場を果たした名電野球
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激闘を振り返って

■ 倉野光生監督 ■
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第96回選抜甲子園の応援ありがとうございました。12年ぶりの春の甲子園、夏とは趣が異なり、「新しい季節のはじめに新しい人が集いて、頬そめる胸の高ぶり...」という谷村新司さんの『今ありて』の歌が心に染み入り、共感を呼ぶところでした。応援団の期待に反し初戦敗退は残念でしたが、準優勝した報徳学園高校を延長10回まで苦しめ、とどめを刺せなかったものの、選手は一丸となり実力を出しきり、思いを込めたプレーをすることができました。ゲームメイクの課題を見出し、今後につながる貴重な試合といえます。新基準の金属バットは飛距離が抑えられて、投手を中心にした堅守と競い合いの強さが一層求められるようになりました。新たな高校野球、新戦法の幕開けです。甲子園球場100周年というメモリアルな大会に出場し、夏春4年連続で聖地でプレーし、応援の皆様と一体になれたことに深く感謝し、学園、OB、関係者の皆様に心より厚く御礼申し上げます。

■ 山口泰知主将 ■
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「これが甲子園だ!」 球場にはそれを感じさせる独特の雰囲気がありました。自信と闘志、万全のコンディション、準備は万全でした。しかし、試合の結果は2対3での惜敗。守備と、勝負所での強さの差が勝敗を分けたと思います。昨年の夏に続いて甲子園で勝つことの難しさをあらためて感じました。しかし、ここで下を向いている暇はありません。春の負けの悔しさを持ち続けて、夏に再び甲子園に戻っていきたいです。応援団の皆さん、先生方の熱い応援ありがとうございました。