10月に行われたプロ野球ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから1位指名を受けた大学硬式野球部の中村優斗選手（4年）が17日、名古屋市内のホテルで球団と入団交渉を行い、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1600万円で仮契約を結びました。背番号は「１５」に決まりました。

　即戦力右腕として期待される中村は、交渉を終えて「だんだん実感が湧いてきました。入寮までの2ヵ月間、練習の精度を上げてしっかり準備したい」と引き締まった表情で決意を述べました。

　長崎の諫早農業高校から愛知工業大学に入学後、ウェートトレーニングに励んで最速160キロまで伸ばした中村は、平井光親監督との出会いに感謝したうえで「仲間に恵まれて一緒に成長できました。（背番号１５については）いい番号をいただいたので見合った成績を残せるように頑張りたい。先発１０勝を目標に、まずは初勝利を」と力強く誓いました。